「自分が変わると周りが変わる。」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
でも、そう言われると、
「本当にそんなことがあるの?」
と思う人も多いのではないでしょうか。
実際に、周りの人が突然別人になるわけではありません。
それなのに、「周りが変わった」と感じる人がいるのはなぜなのでしょう。
私たちは、目の前の出来事をそのまま見ているようで、自分の価値観や思い込みを通して世界を見ています。
言い換えれば、「世界は事実そのものではなく、自分の見方を通して映し出されている」ということです。
例えば、
「私は否定される。」
という思い込みがあると、相手の何気ない一言まで否定として受け取ってしまうことがあります。
反対に、その思い込みが少し緩むと、同じ言葉でも受け取り方は変わります。
相手は変わっていないのに、自分の見え方が変わることで、世界が違って見え始めるのです。
もう一つ変わるものがあります。
それは、自分自身の在り方です。
気持ちに余裕がある時と、焦りや不安でいっぱいの時とでは、表情や話し方、相手への接し方も自然と変わります。
すると、それに対する周りの反応も少しずつ変化していきます。
無理に誰かを変えようとしなくても、人との関係が変わったように感じるのは、そのためなのです。
だから、「自分が変わると周りが変わる」という言葉は、誰かを変えるという意味ではありません。
まず変わるのは、自分の見方や受け取り方。
そして、自分の在り方が変わることで、人との関わり方も自然と変わっていきます。
その結果として、「周りが変わった」と感じる出来事が増えていくのです。
もちろん、「変わらなければ」と頑張る必要はありません。
変わろうと力を入れるほど、「今の自分ではダメなんだ」と、自分を否定してしまうこともあります。
だから大切なのは、自分を無理に変えようとすることではなく、
「私は今、どんな見方で世界を見ているのだろう。」
と、自分に問いかけてみることです。
見方が変われば、同じ出来事でも受け取り方が変わります。
その小さな変化が、やがて周りとの関係にも新しい変化をもたらしてくれるかもしれません。
もし今、
「周りが変わってくれたら楽なのに。」
そう感じているなら、自分に問いかけてみてください。
「私は今、どんな見方で世界を見ているだろう。」
その問いが、見える世界を少しずつ変えていく第一歩になるかもしれません。



