「感覚で選ぶ」という言葉を聞くことがありますが、
実際にはどういうことなのか、少し曖昧に感じることもあります。
直感、と言われることもありますが、
それが何なのかは、はっきりと言葉にしづらいものでもあります。
頭で考えて選ぶときは、
理由や正しさをもとに判断しています。
どちらが得か、どちらが間違っていないか、
過去の経験や知識を使いながら選んでいきます。
一方で、感覚で選ぶときは、
明確な理由があるとは限りません。
なんとなく気になる、
なぜか惹かれる、
説明はできないけれど、そちらを選びたくなる。
そういった感覚です。
ただ、この「なんとなく」は、
気分や思いつきとは少し違います。
落ち着いているときほど、
その感覚は静かで、強く主張してくるものではありません。
むしろ、考えすぎているときにはわかりにくくなり、
力を抜いたときにふと浮かんでくることが多いものです。
感覚で選ぶというのは、
何も考えないということではなく、
考えすぎない状態で選ぶことに近いのかもしれません。
正しいかどうかを判断する前に、
自分の中でどちらが自然かを見ている状態です。
最初からそれを信じる必要はありませんが、
少しだけ気に留めてみるだけでも、
選び方が変わってくることがあります。
頭で考えた答えとは別に、
もう一つの選択の仕方がある。
それが「感覚で選ぶ」ということなのかもしれません。

