「もっと自分を見た方がいいよ」
そんな言葉を聞いたことはありませんか?
でも、自分を見るってどういうことなのでしょう。
自分の欠点を探すこと?
反省すること?
自分を責めること?
実は、私が思う「自分を見る」は少し違います。
例えば、誰かの言葉にモヤモヤした時。
相手の態度にイライラした時。
どうしても気になる出来事があった時。
私たちはつい相手に意識を向けます。
「あの人が悪い」
「どうしてわかってくれないの?」
「なんでそんな言い方をするの?」
もちろん、そう感じること自体は悪いことではありません。
人間ですから、感情が動くのは自然なことです。
でも、そんな時に少しだけ立ち止まってみる。
そして、自分に問いかけてみるのです。
「私は何が気になったんだろう?」
「なぜこんなにモヤモヤするんだろう?」
「何が引っかかっているんだろう?」
自分を見るというのは、こうして自分の内側で起きていることに目を向けることだと思うのです。
ここで大切なのは、自分を責めないこと。
「私が悪いんだ」
「私がおかしいんだ」
そんなふうに自分を否定する必要はありません。
ただ、自分の中で何が起きているのかを知ろうとしてみる。
それだけです。
相手を変えようとしている間は、答えは相手の中にあります。
でも、自分を見ることができるようになると、答えは自分の中にもあることに気づき始めます。
すると不思議なことに、相手が変わらなくても、自分の感じ方が変わることがあります。
見えている景色が変わることもあります。
自分を見るとは、自分を責めることではありません。
自分を知ろうとすること。
もし今、誰かや何かに対してモヤモヤしていることがあるなら、一度だけ自分に聞いてみてください。
「私は何が気になっているんだろう?」
その問いの先に、自分でも気づいていなかった本音が隠れているかもしれません。
自分を見ることは、自分を変えるためではなく、自分を知るため。
そこから、新しい気づきが始まるのだと思います。



